医療分野で研究が進められている水素

iryou

医療分野における水素

医療分野においては、理論に裏打ちされたものでなければ認められないのですが水素を医療に取り入れている医師が年々ふえています。

これは水素が医療の世界でも効果があって、認められてきたことを示しているのではないでしょうか?

そのような水素水を積極的に飲むことで、次のような病気には明らかな効果があると考えられるようになりました。

・糖尿病
・動脈硬化
・心筋梗塞
・脳梗塞

水素水を飲むとインスリンが効くようになります。

糖尿病などの生活習慣病の要因の1つに、インスリンが分泌されたとしてもインスリンが効かなくなるという「インスリンが抵抗性」が問題になっていますが、このインスリン抵抗性を改善させるのに水素水が有益なのです。

心筋梗塞や脳梗塞は血管が詰まることによって引き起こされますが、この血管がつまるときに活性酸素がたくさん出ます。

このときに水素を血液に流せば、活性酸素を除去してくれるという治療法も有効ではないかという研究が進められています。

医療分野で水素が利用される理由に活性酸素の存在があります。

活性酸素は老化の原因のひとつであり、あらゆる病気を引き起こす原因であることは明らかです。

この活性酸素を水素が無害化するという研究が進められています。

水素水研究の第一人者、日本医科大学の太田成男教授は、活性酸素によって脳が損傷しているラットに高濃度の水素ガスを吸引させたところ、水素を吸引していないラットよりも脳の損傷が軽くなったという論文を2007年に発表しました。

この論文をきっかけに、水素医学の研究や水素水ブームが日本にも広まってきました。

高濃度水素法は先進医療Bに承認

先進医療は2種類に分けることができます。

一つは、第2項先進医療(先進医療A)というもので、薬事法の規定により、承認や適応の認可が得られている医薬品や医療機器を用いた医療のことをいいます。

もう一つの先進医療に、第3項先進医療(先進医療B)があります。これは、第2項先進医療とは対照的に、薬事法で未承認、適応外の医薬品や医療機器を用いた医療技術のことをいいます。おもに試験的な医療を行うときに用いられています。

医療分野は日々研究が行われており、新しい治療技術が生み出されています。

水素ガスが先進医療Bに承認された理由は?

先進医療AとBの大きな違いは、承認や適応の認可が得られている医薬品や医療機器を用いているかどうかになります。

先進医療Aの中には、例えば、重粒子線(炭素イオン線)を体外から病巣に対して照射する「重粒子線治療」が承認されています。

重粒子線装置は医療機器の承認を受けているので、先進医療Aに分類されています。

一方、生体適合性の高いコラーゲンを用いた「半月板修復療法」は先進医療Bに分類されています。

その理由はコラーゲンが医薬品ではなく食品添加物の一種だからです。

同様に水素も厚生労働省では薬品ではなくて添加物に指定されている成分であることから、水素ガスを使用した先進医療は先進医療Bに分類されるのです。

水素ガスが一般医療になるには

現在、水素ガスが先進医療として認められているのは、心停止後に蘇生した患者に対して水素ガスを吸入させることで、脳機能の改善を図ることができることについてです。

水素ガスは心停止後の後遺症だけでなく、潰瘍性大腸炎、2型糖尿病、パーキンソン病、自己免疫疾患などの幅広い疾患に有効ではないかといわれています。

その有用性について、世界中で様々な研究が日進月歩で進められています。

現在治療法として国に認められているのは、濃度2%の水素ガスを酸素に混ぜて体内に送り込む方法です。

水素の濃度が高ければ、水素水のような経口摂取や点滴で水素を体内に直接取り込む方法でも、病気の予防や治療に効果があるのではないかといわれています。

医療機関の中には、皮膚から水素を吸収させる「高濃度水素療法」を、がん治療の代替医療として既に行っているところもあるようです。

病気を引き起こす活性酸素とは?

化粧品やサプリメントの広告にも散見されるようになった「活性酸素」の文字ですが、これは読んで字のごとく、体内にて「活発に活動する酸素」のことです。

私たちは常に呼吸をして生きています。

この呼吸から取り入れた酸素のうち2%ほどが、活性酸素になるといわれています。

つまり、日々の呼吸が原因で健康をむしばんでいるということを、私たちはまず理解しないといけません。

ただ、私たちは、活性酸素に対抗する「抗酸化物」と呼ばれる免疫システムを身体に兼ね備えているため、活性酸素にすぐに身体がむしばまれるわけではありません。

でもこの免疫システムは、残念ながら年齢とともに衰えていきます。

私たちが歳を取るとともに病気にかかる割合がぐっと高まるのは、この活性酸素に免疫システムが勝てなくなるからではないかといわれています。

また、心停止後に起こる脳機能障害も、この活性酸素が原因ではないだろうかといわれていることから、活性酸素を無害化する水素ガスが先進医療Bに承認されたんです。

臨床研究が世界的にすすむ先進医療

先進医療を実施している医療機関はまだまだ限られています。

そのような中、水素ガスを使用した先進医療においては、現在慶応大学病院を中心に行われています。

2017年に水素ガスが先進医療Bに承認されてから慶応大学病院は世界初の大規模な臨床試験を開始しました。

病院外で急に倒れて心停止を起こす人は、年間に10万人以上いるといわれています。

心肺停止状態の人が、仮に心拍が再開したとしても、生存率は2割といわれています。

また、心停止しているときは脈がないため、脳に血液が回っていません。そのため奇跡的に蘇生したとしても、一度停止していた組織に血液が再び流れ込む際に、大量の活性酸素が発生しますので、組織障害が進むとされています。

ものような状態では、仮に蘇生したとしても、重篤な後遺症が残る可能性が高くなってしまいます。

水素は活性酸素を無害化させるとの報告がなされています。

ラットによる実験においては心停止したラットに水素ガスを吸入させると、脳の機能改善がみられるという結果があります。

これをヒトへと応用したものが、水素ガスを使用した先進医療Bというわけです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする